正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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アイピローを一緒に作りませんか?

     - 鍼灸治療

地下鉄を待つ間も、乗車してからも、座っても、立っていてもほとんどの人がスマホを見つめています。お仕事もPC操作が多く、目の疲れていない人はいないのではないかと思います。

では目の疲れとは具体的にどこが疲れるのでしょうか?

筋肉です!

眼球内の水晶体を厚くしたり薄くしたりする毛様体筋、虹彩を動かす瞳孔括約筋、瞳孔散大筋。目の疲れは筋肉疲労なのです。筋肉疲労の解消にははり・きゅうは得意分野です。でも毛様体筋、瞳孔括約筋は眼球の中にあります。眼の中の筋肉にはり・きゅうはムリでしょと思いますか?

大丈夫です!

ツボを利用して筋肉疲労を回復できます。今回、ご案内するのははり・きゅうは使わずとも小豆を入れたアイピローを温めて目の上に乗せる方法です。この方法ですとセルフケアができます。目のまわりには眼の疲労を回復するツボがたくさんあります。それらをいっぺんに温め、その温刺激が眼球内の筋肉の疲労を回復するのに役立ちます。また、目を温めることにより副交感神経が優位になります。就寝時に使いますと眠りやすくなります。

アイピローはドラックストアやネット通販でも購入することが可能ですが手作りしてみるのも楽しいですよ。

使用する布の柄、アイピローの大きさ、重さを自分好みにカスタマイズできます。温めるのに電子レンジを使いますので火の始末、やけどなどの心配はありません。

ご一緒に手作りしませんか?


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」465号(2024年9月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。