正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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花粉シーズンの前に

     - 鍼灸治療

2月20日・21日と所用で大阪に行って来ました。
まだ氷点下の札幌と違い気温は7℃、晴れ渡って日差しがまぶしいくらいでした。
ホテルでテレビを見ていますとスギ花粉対策のCMが目に付き、
ああ、もうこちらはそういう季節なんだなと納得いたしました。

札幌ではスギ花粉による花粉症は本州ほどではありませんが
4月~6月にはシラカバ・イチイ・カモガヤなどの花粉でお悩みのかたも多いです。
みなさんは、はり・きゅうの治療が花粉症に有効なのをご存知ですか?
症状が強い時期に対症療法的に治療しますと症状がずいぶんラクになります。
有効なツボをご紹介いたしますね。(図を参照下さい)
1日に数回、気持ちがよい程度の強さで数回押していただくと
鼻水・鼻づまりなどの症状がラクになります。「はり治療」をしますとより効果的です。
花粉に毎年、毎年悩まされるのはもうイヤ!というかたは
体質を整えるというところからスタートするために、月に2~3回、
通年で治療いていただきますと改善されて行きます。
花粉が飛散する時期だけでなく日常生活や食生活も同時に考えていきたいですね。
風邪で鼻の粘膜が炎症し続けていますと花粉の刺激に過敏になりますので
冬の間に風邪を引かないようにすることも大事です。

【上星】
顔の正中線上で前髪の生え際から親指一本上

【印堂】眉間

【鼻通点】
鼻の骨がとぎれるところ顔のツボ


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」291号(2010年3月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。