正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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お灸教室 in 石狩わかばヨガサークル

     - 鍼灸治療

10月7日、柿崎敦子先生が担当されている石狩市のわかばヨガサークルでお灸教室を開催させていただきました。

お灸は日本に伝統的に伝わっている療法ですが体験したことがないという方が多いですね。わかばサークルでも参加された14名の内、お灸をしたことのあるかたは2名。14%です。お灸に関心はあるけれど・・・という方々に体験して役立てていただきたいと思いまして機会があるときにはこのようにお灸教室を開催させていただいております。

お灸は『お灸を据える』などの慣用句があり、痛い目に合わせる、強く叱責するなどを意味し、お灸をすることにネガティブなイメージを持ってしまいがちです。たしかに、昔は皮膚の上に直接もぐさを乗せ点火し、熱いのも、やけどをするのもあたりまえという療法でした。けれども現代では台座の上にもぐさを乗せたお灸が開発され、やけどをしない工夫がされています。
お灸はドラックストアでも手に入れる事ができますが、200個の箱入りで販売されており、使い切れるかしら?どこにどう使えばいいのかしら?というギモンを持たれ、お灸をしてみようかしらという気持ちが中断されてしまいます。
そこで
①私のツボはどこなの?
②どうやって着火するの?
③どのくらいの熱さ、温かさが良いの?
④どうやって取り除くの?
⑤最後の火の始末
など基本的なことをご説明しながら、今回は冷え性、疲労緩和を目的にひとりでもできる足のツボに実際に皆さんにお灸を体験していただきました。

わかばヨガサークルは開設されてから30年近い長く続いているサークルです。14名の中に20代のかたがお一人いらっしゃいました。「彼女は赤ちゃんのときからお母様と一緒に来ていらしている方なのよ」と柿崎先生から伺い柿崎先生のあたたかく、しっかりとした指導のもと、サークルの皆様がずーっとヨガを愛して下さっているのだなぁと思いました。
*お灸教室は10人程度集まっていただければヨガサークルの方々でなくとも実施できます。また、お一人の場合は治療院のメニューに『おうちDEお灸』があります。

関心のある方はどうぞお問い合わせくださいませ。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」347号(2014年11月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。