正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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夏の冷え対策

     - 鍼灸治療

日本気象協会の発表によりますと今年の夏の北海道の気温は平年並みからやや高めになるそうです。

暑い日に冷房の効いているスーパーやデパートに入るとホッとしますね。

札幌ではほとんどのオフイスに冷房が完備されています。当院に来られている方が共通しておっしゃることは男性は暑がり。オフイスでは男性は冷房の目盛りを〝強〟にし、女性は〝弱〟または〝切〟にするという静かな戦いがあると聞きます。こんなふうに調整ができればまだ良いのですが勤務時間中ずーっと冷え冷えの方も少なくありません。

体が冷えたまま過ごされますと風邪をひきやすかったり、生理痛が出たり、肩がこったり、肌の調子が悪かったり、疲れやすかったりと体調不良が起きやすいです。

冷え対策の注意点として次の7つを参考にしてみましょう。

① 服装
勤務中はひざかけを使ったり、ソックスを

② 食べ物・飲み物
氷の入った冷たいものを摂りすぎない

③ 入浴
シャワーだけで済ませず湯船に入る日も作りましょう

④ 睡眠
安定した眠りは疲労を回復します

⑤ 運動
汗をかくことを嫌がらずに

⑥ ストレス
楽しいことやリラックスできることを取り入れましょう

⑦ お灸
女性の名穴 三陰交へ気持ちのよいあたたかさのお灸

どれもむずかしいことではありませんね。夏に〝冷え〟をため込まずに過ごしていただくと秋から冬も快適に過ごせますよ。

9月3日(日)には夏の冷え解消のお灸教室を開催します。みなさまのご参加をお待ちいたします。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」379号(2017年7月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。