正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

ヨガライフスクールインサッポロ 機関紙「未来」ウェブ

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地震のあとに

     - 鍼灸治療

2018年9月6日に起きた胆振東部地震の被害に遭われた皆様、心からお見舞い申し上げます。

お住まいになっている地域によって被害の状況が違いますので私の住んでいるところを目安にお話をさせてください。

9月6日午前3時20分頃から停電となりました。乾電池も予備がほとんどありませんでしたのでラジオは定時、定時にスイッチを入れライフラインの様子を聞いていました。スマホも満充電にしておかなかったのでどんどん残量が減ります。昼ごろに、ご近所の方が1軒1軒を回ってあと4時間後に断水になるとお知らせに来てくれました。のちにこれは風評であったとわかるのですが顔を知っている方がお知らせしてくれれば信じます。

幸いに9月6日16時に停電が解消しましたのでラジオ、テレビから情報を得ることができました。

9月7日14時50分地下鉄が動き出しました。治療院も被害はなく安全の確認をし9月8日から通常営業に戻りました。

鍼灸治療は疲れを回復し、リラックスでき、ぐっすり眠れますよと日頃お話ししています。今回の地震のあと、お仕事が立て込んだ方、マンションの高層階へ階段で昇降した方、それに加え給水の水を抱えて昇降した方などから鍼灸院の予約空き状況の問い合わせがずいぶんありました。みなさんのお疲れの解消や不安感の軽減ができていたのだなぁ、みなさんのお役に立てていたのだなぁと思わせていただけました。

もうひとつ。

わたくしが長く続けているYOGA。カラダが緩んでリラックスできますとココロもゆったりします。地震後は積極的にクラスに入らせていただき、自分自身のケアをいたしました。

9月27日現在、私共の生活・仕事のエリアは地震前と変わらず生活できるようになりました。しかし、まだまだご苦労されている方もたくさんいらっしゃると存じます。何かお役に立てることがありましたらお声をかけてください。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」394号(2018年10月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。