正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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「ココロ」の元気に「カラダ」のケアを

     - 鍼灸治療

節電の暑い夏を乗り越え、お彼岸も過ぎるといよいよ寒い季節に向かいます。まばゆい太陽も影をひそめ冬至に向かって日照時間もどんどん少なくなってゆきます。

この季節になるとお日さまの光を恋しく思いつつ、どことなくどんよりと重い気分になることはないでしょうか?あるいはちゃんと睡眠時間をとっているのになぜか眠くて仕方がないとか、妙に食欲が湧いて、特に甘いものが食べたくなる・・・という声もお聞きします。

季節性情動障害という言葉をご存知でしょうか。前述した気分の落ち込み、体のだるさ、過眠、過食といった症状が出るのですが、日照時間との関連が指摘されています。お日さまの光は本当にありがたいものだと改めて感じます。

そんなわけで今回は「心」について考えてみたいと思います。
心と体はつながっているという言葉を良く耳にしますが、ストレス(お日さまの光が減ることもそのひとつですね)などによって心に変調をきたすと、体にも症状があらわれてきます。そのあらわれ方はさまざまですが大きくふたつのタイプに分けられます。

ちょっとしたことでイライラしたり、かと思うと気持ちの落下が激しく、人前では頑張りすぎてしまうような方は「実」(じつ)タイプ。
不安感が強く、いつもなんとなくだるさがありなかなか行動が起こせない方は「虚」(きょ)タイプです。

「実」とは体や心にとって余計なものが体内に入り込み、それが滞った状態で、首筋や背中がガチガチになったりします。
「虚」とは体や心に必要なエネルギーが充分な状態でないことを意味し、手や足が冷えていることが多いです。

タイプによって対処法も違いますが、それぞれの症状に効くツボをご紹介しますので「実」タイプの方は少し強めに、「虚」タイプの方は優しく指でツボを刺激してみてください。

「実」タイプ

〝後頂〟― 頭部の正中線と左右の耳の頂点を結んだところの交点から指2本分下

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「虚」タイプ

〝内関〟― 腕の内側の中心ライン上で手首のしわから指3本分上

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この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」310号(2011年10月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。