正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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花粉症

     - 鍼灸治療

本州では3月頃からスギ花粉が飛散し花粉症でお悩みのかたが増えます。北海道はスギの分布が道南の一部に限られておりスギによる花粉症は本州ほど大きな問題とはなっていないようです。しかし北海道では4〜6月のシラカンバ花粉、夏になりますとイネ科の花粉が飛散しますのでそれらが原因の花粉症でお困りのかたがいます。

花粉症には、なる人とならない人がいます。ならない人というより、〝まだ〟ならない人という方がより正確かもしれません。というのは体内の免疫システムが花粉に対して反応する「閾値」を超えた時に花粉症が起きるといわれているからです。

花粉症の対策としては①侵入させない ②洗い流す ③薬で症状を抑える ことがポイントです。それらに加えていただきたいのがツボを利用しての症状の緩和です。また自己免疫を高めるための体調管理として日常的にはり・きゅうの施術を受けるのも有効です。つらい目や鼻の症状に効果のあるツボをご案内しますね。ツボを活用して少しでも快適にお過ごしください。

目の痒み腫れぼったさに効果のあるツボ

魚腰 眉の中央にあります
太陽 眉尻と目尻の間の2cmほど後ろのくぼみにあります

鼻づまりを緩和するツボ

迎香 左右の小鼻の外側5mmのところにあります

 

花粉症の必須のツボ

大椎 首を前に倒したとき首の一番出っ張った骨の下にあります

 

(注)お顔にあるツボはあまり強く押さないようにしましょう


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」473号(2025年5月7日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。