正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

ヨガライフスクールインサッポロ 機関紙「未来」ウェブ

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更年期の不調を変える

     - 鍼灸治療

東洋医学の古典「黄帝内経」では7の倍数を女性の体の節目と考えています。
7歳 永久歯に生え変わる
14歳 初潮をむかえる
21歳 女性の体ができあがる 
28歳 女性として体が最も充実する 
35歳 容姿の衰えが見え始める
42歳 白髪が目立ち始める
49歳 閉経をむかえる
と書かれています。

現在の日本人の平均閉経は50.5歳ですので
「黄帝内経」が書かれた2000年前から女性の体の変化に大きな変わりはありません。
女性にとって上手に年を重ねるためにも閉経の5~7年前から始まる更年期の過ごし方は大切です。
誰にでも訪れ自然現象であるエイジングですが
東洋医学の知恵を生かし養生を続けることでその波をゆるやかにすることは可能です。
若い頃の自分と比べることなく今の自分を受け入れて生活を見直してみませんか?
生活の見直しというとなんだか難しそうですが、小学1年生の時に教わったことを思い出してください。
早寝早起き、規則正しい生活、好き嫌いなくいろんな食材をいただく、
お外で運動をして、お友達と仲良く。
そして大人になった今はご自分の好きなこと、楽しいことを時々楽しむ。
それにリラックスできるお灸のセルフケアも加えていただくとより効果的。
夜、お好きな音楽をかけながらお灸をしますと
1日のカラダの疲れやココロの疲れがフーッと消えていきますよ。

11月17日F&E鍼灸院では更年期・プレ更年期の温活ワークショップを開催いたします。
お灸の取り扱い、ツボの働きや位置などご一緒に体験いたしましょう。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」406号(2019年10月5日発行)に掲載された記事です。

著者
工藤由美子
F&E鍼灸院 院長

●鍼灸師
●不妊カウンセラー
●介護予防運動指導員
●ヨガライフ協会認定インストラクター
●アロマテラピーアドバイザー
●メディカルハーブコーデネーター

著者メッセージ
ヨガインストラクターを長く続けさせていただくうちに、身体の故障や不調にマンツーマンでアプローチできる方法を学びたいと思い、鍼灸師の資格を取得しました。体のしくみや病気の勉強をしていくうちに当ヨガ協会の教え「食・心・動」の大切さをあらためて実感しました。四季を感じ、無理をせず、無駄をせず、心たのしくヨガをしていきたいと思います。