健康診断の前にやっておくこと
健康診断は、自分の健康状態を確認するためのものです。健康診断のために、生活を気にするのもおかしなものですが、それでも、少しでも良い結果が出るとよいなぁと思うこと、ありませんか。
健康診断では、身長に体重、血圧、血液、尿、心電図、胸部写真など、身体の状態を総合的に評価します。生活習慣病や隠れた病気を早くに発見することが目指すところです。健康診断は、日頃の生活習慣の見直しにつなげるものではありますが、実は直前の行動が影響を与えるものもあります。
たとえば、カフェインは交感神経を刺激しますので、血圧や心拍数を上昇させる可能性があります。前日や当日はコーヒーやエナジードリンクは控えたほうが良いです。水分の取りすぎも腎機能に影響します。尿検査の結果が変わる可能性がありますので、注意です。
筋肉の負荷の高い運動も、影響します。筋肉の酵素レベルが一時的ではありますが、クレアチンキナーゼの上昇です。筋肉の病気や心筋梗塞の疑いとなってしまいます。再検査で問題なしというのは、このケースが多いです。
健康診断の対策を取るというのは、おかしなことではありますが、生活習慣を変えるきっかけになることが期待されます。まずはやってみてください。
1か月前からのおすすめは、バランスの良い食事を意識することです。これには塩分を少し控えることも含んでください。そのうえで、有酸素運動を週に2回入れてみることです。深呼吸しながら歩くことが良いでしょう。
1週間前からは、脂っこい食事を避けること、適度に水分を取ること、そして、睡眠時間を取ることです。
何か1つでもできたり、それによって気分がよくなったりしたらしめたもの。続けることができるかもしれません。それには、自分にご褒美を用意しておくこと。本日健康診断の終わった私は、我慢していたスイーツをいただく予定です。皆様の健康が続きますように。
この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」474号(2025年6月5日発行)に掲載された記事です。
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