正しい食と適宜の運動、そして明るい心こそが真の健康を築きあげます。ここでは、機関紙「未来」に掲載されたコラムを発信してまいります。

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免疫力の話

最近、子どもとお年寄りしかかからないといわれている病気にたて続けに感染しました。
出張も多かった、しめ切りにも追われた、土日も休まなかった、苦手の人に会う仕事も多かった、
食事もきちんととっていない、運動もまったくしていない。
それがこの数ヶ月の私の状態でした。免疫力が低下するのは当たり前。
次はインフルエンザかしらと不安になり、少々反省。
仕事をセーブし、休息をとり、食事もバランス良くと、心がけております。
いつまで続くかわかりませんが。ということで、免疫のお話です。

免疫とは、有害な細菌やウイルスから身を守るしくみです。風邪にかかりやすい人とかかりにくい人、
回復の早い人と長引く人との違いは免疫力の差によるものでもあります。
免疫力の低下や異常はさまざまな病気を引き起こします。
たとえば、風邪やインフルエンザ、結核などの感染症、
花粉症やぜん息などのアレルギー、リウマチやガンなどもそうです。
免疫が正常に働いていると、ガン細胞を破壊してくれますが、
免疫力が低下していると、排除できないガン細胞が増殖する危険性が大きくなります。
このような免疫力は生活習慣の見直しで高めることができます。

一番大切なことは、ストレスをためないようにすることです。
ストレスは免疫力も低下させるのです。ストレスの有効な対処方法は、
ご自分のストレス発散法、リラックス法をみつけ、上手に解消することです。
しかし、自分を知るということは、なかなか難しいことです。
自分を知ったとしても、どうすることもできないかもしれません。
そこでまずは、生活のリズムを整えることから試してみてください。
そして、バランスの良い食事と充分な睡眠と休養です。
免疫細胞の多くは、夜眠っている間につくられるので、睡眠時間を確保することが必要です。
疲れを感じたときは、ゆっくりと体を休め、体力を回復させることです。


この記事はヨガライフスクールインサッポロ機関紙 「未来」204号(2002年12月5日発行)に掲載された記事です。

著者
村田 和香
群馬パース大学保健科学部
北海道大学名誉教授
保健学博士

略歴
札幌市内の老人病院に作業療法士として勤務。その時に、病気や障害を抱えた高齢者の強さと逞しさを実感。以後、人生のまとめの時である老年期を研究対象とし、作業療法の臨床実践、教育・研究のテーマとしている。